明日、六歳。
明日がお誕生日の次男。
もう嬉しくて嬉しくてたまらないらしく、
やたらと飛び跳ねている(比喩でなく)。
兄の剣道の先生や、
さっき来たクロネコのお兄さんにまで
「ちなみに、明日、六歳。」
って言っていたし。嬉しいんだなあ。
5歳の1年間で、次男の世界には、
いろんなことが新たに加わったと思う。
野球が大好きになった。
戦国武将の名前をたくさん覚えた。
字を書くようになった(左利きだった)。
それで、はじめてお手紙をくれた。
(おかあさんへ、とだけ書いてあった)
乳歯が2本、抜けた。
この一年で、しなくなったこともある。
わたしと一緒にお風呂に入ること。
壁に落書きをすること。
絵本を読むこと。
どんぐり収集。
五歳の一年は、なかなか変化の大きい、めまぐるしい一年だった。
あたしは一生洗濯機の中からどんぐりを発掘し続けるのか…とか
思ってたけど、全然そんなことなかった。
永遠に続くことなんて、どこにもない。
明日から、六歳の一年が始まる。…ちなみに。