子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

いろんな形で何度も出会う

ようやく子どもたちの冬休みが終わろうとしている。

・山の家で冬の星空を見た
・おじいちゃんに「天文宇宙検定問題集」をもらった。(弟くん)
多摩六都科学館プラネタリウムをみた
三鷹の探求学舎の「宇宙編」講座に参加した(兄くん)

などなど、振り返るとやたらと星づいていた冬休みだった。

実は兄くんはかつて天体好きだった。3歳かそこらで惑星の位置や周期など端から覚えてしまい、「将来は天文学者かしら!」とか思っていた(単純・・・)。しかしその後興味の対象はどんどん離れていき、今では塾で教わる星の名前が覚えられずに「おりおんざはりげる(青)とぺてるぎうす(赤)」と丸暗記でやっつけるような、極めて普通の小学生になっている。

ところが、短期間にいろんな角度から天体についてのインプットがあったせいか、兄くんの中でふたたび天体に関する興味関心の箱のふたがあいたらしい。夜空の星を探すようになった。見えないときは星座表のアプリで「今上がってる星座は・・・」とチェックしたりしている。「そういえばむかし、お母さんの友達と月食みたよね」と天体にはまっていた頃のことも蘇ってきたようだ。記憶って不思議だ。

きっとすぐまたこの興味関心も移ろっていくのだろう。完全に忘れたり興味を失ったりしながら、何かのタイミングで「おっ」と惹かれるような出来事が、また起きるのかもしれない。自分の心をときめかせるものって、そんな風に、人生を通じて何度も出会うものなんだと思う。

天文、鉄道、迷路、歴史、将棋、算数、池上(彰)さん(っていうカテが彼の中にはある笑)、・・・息子の内側には、すでにいろんな箱がある。ふたがあいたりしまったりしながら、箱の中にいろんな体験が入っていくのだろう。

ふたが開くところに居合せることができた、いい冬休みだった。