子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

実用的じゃない

朝、小雨が降っていた。
兄は「たとえ午後晴れたとしても、
必ずや傘を持ち帰ってみせます…!!」
と言い残して登校していった。
「ご武運を」と言って見送った。

どうも我が家は、こんな風な、
実用的じゃない会話が占める割合が多い気がする。


今朝、家の中で話されていたことを
ちょっと振り返ってみる。

起き抜けの兄と弟がクイズを出し合っていた。
その後、「お母さん、敦盛ってどこまで知ってる?」
と聞かれた。あつもり…信長が本能寺で舞うやつ…
学校で流行ってるんだそうだ。(ほんとか?)

朝食の席では、
夫が棋士加藤一二三氏の物まねをしていて、
兄弟が大ウケしていた。
夫と兄はその後、
羽生さんとなんとかさんの歴史的大一番の
盤面(と、ひふみんのリアクション)について
熱心に話していた。

その間に、わたしが
「卵ごはんにする人〜」と声をかけ、
「保育園のおもちつきって木曜だっけ?」と確認し、
「お皿片づけてって、お皿」と念を押し…と、
ひとりで実用パートを担っていた気がする。

クイズやしりとりのような言葉遊び、
武将になりきってしゃべるごっこ遊び、
超ニッチな知識を披露しあう同好会トーク。
家の中での「会話の時間」の多くが、
楽しみのために使われてるんだな、と思う。
そう思うと、なかなか幸せだ。
自分がその中でつかの間
「現実対応担当のお母さん」プレイをしていることを
含めて。
(ちなみにこれ、プレイだから楽しいんであって、
背負わされてるロールだったらほんとつらい。
いつでもできるしやめられる、プレイであるという認識が
とてもだいじ。)


実用的じゃない家族。悪くないねえ。