子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

今日、どうだった?

昨日の夕食は、ハンバーグだった。子ども達は、
「おっ、今日ハンバーグ?」
と嬉しそうに言って、食べ始める。
黙々と食べる。もくもく。もくもく。
…会話がない。あと、食べるの早い。

「おしゃべりしながら食べたい」と持ちかける。
「あ、じゃあクイズする?」
と返ってくる。
最近ずーっとやってる
「この人誰でしょうクイズ」をする。
盛り上がる。が、クイズと会話は違う。
わたしのイメージする話題は「今日の出来事」であって、
「細川頼元の次の管領は誰でしょう」ではない。
(クイズやりすぎて、内容が相当ニッチになってきてる…)


子どもの頃のことを思い起こしてみた。
父の帰りは遅く、
夕食はいつも、母、祖母、弟とわたしの4人でとっていた。
おしゃべりしながらゆっくり食べていた覚えがある。
…いや、違うな。
しゃべってたのは、主に、母だ。
小学校の教員だった母は、
「今日はこういう授業をした」
「子ども達がこんなことを言っていた」
「他の先生にこんなことを言われた」
というようなことを、食事の時によく話していた。
そのおしゃべりに祖母があいずちを打っていて、
わたしと弟は、それを聞きながら黙々と食べていた。
おかげで、母の勤めている小学校の
子どもたちや先生たちのことに、とても詳しくなった。

そうか、わたしがまず話してみようか。
と思ったけど、話したいことが出てこなかった。
うーん、別に、普通の一日でした。
「今日、どうだった?」と聞かれるつらさがよく分かった笑。

話したいことを話せばいいのかな。そう思って、
「そういえばこの間シンゴジラみた」
と言ってみた。

子ども達は、シンゴジラを見ていない。
それでも、
「それでお母さん最近シンゴジラばっかり検索してたのかー」
とか
「◯◯くんのお父さん、5回見たらしい」
「ぼくはそういう怖い系は見なくていい…」
などと思い思いに言葉を返してくれて、
わたしも、見た感想を語ることができて、なんだかとても満たされた。
イメージしていた「家庭団らんの図」とは微妙に違うけど(笑)