子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

戦争が始まった日。

朝のラジオで、今日は真珠湾攻撃の日です、と言っていた。
「いったいぜんたい日本はなぜしんじわんを攻撃したの?」という
弟くん。宍道湖と混ざってる感あるな、と思いつつも、
「いったいぜんたい」という言葉が耳に残った。

そしてわたしは、自分でもびっくりするくらい、
うまい説明ができなかった。
要は、自分が分かってないのだ。すっきりした言葉で説明できるほどには。
頼みの綱の「まんが日本の歴史」を見ても、なんだかしっくり来ない。
まんがに描かれる東条英機も他の軍司令部メンバーも、どこか
「あああもうだめだ止めらんない」みたいな顔をしてる。
おいおいうそでしょー?と思う。

終戦の経緯なら、だいたい説明できる。
歴史の時間にも習ったし、小さい頃から、
「終戦特番」みたいなテレビ番組でさんざん見てきた。
でも、開戦の経緯は、未だわたしの中ですっきりしていない。

出口も大切だけど、入口だって大切だ。
戦争への歩みを止める、ということに絞れば、入口のほうが
よっぽど大切かもしれない。
今の日本がもう一度戦争をするとしたら、
どんな手続きを踏むことになるのか。
その決定プロセスに、ひとりの国民であるわたしは法的に、
どこまで、どのように関わり得るのか。
そういうことを、わたしは本当には分かっていない。

現時点のわたしは、子どもの問いに答えることができない。
ちゃんと調べようと思う。できたら一緒に。