子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

お母さん、じゃま!

少し前の出来事。
布団に入った長男がなかなか寝ずに、本を読んでげらげら笑っている(ちなみに読んでいるのはまんが戦国辞典。笑いのツボが不明)。しばらく気にせずに隣で一緒に本を読んでいたが、23時を回ってさすがに気になってきた。しかも、明日は学芸会なのだ。

「もうそろそろ寝ないと明日起きられないんじゃない?」

と言っても返事がないので2、3回繰り返して言ったところ、突然息子が

「勝手に決めるなっっっ!!」

と怒鳴ったのでものすごくびっくりした。

怒鳴った勢いのまま、息子は「もういい!寝る!!」と素直に(?)布団をひっかぶり、結局、数分で寝入ってしまった。

なんだかすごーく割りの合わない気分になった(笑)。

寝入った息子の隣で、怒鳴り声を聞いたことへのどきどきを鎮めつつ、息子の中で何が起きてたのか考えてみた。

息子が怒鳴った瞬間、「うっとおしい!じゃまだ!」という感情が、ばーっとこちらへ向かってきたのを感じていた。その下にある、「自分の力でやりたいんだよ」という思いも一緒に飛んできた。ちょろちょろ細かいところで邪魔をしてくる「お母さん」の言葉が、うっとおしくてたまらなかったんだろうなあ、と思った。わたしにも幼い頃そういうことがちょいちょいあったから分かる気がする。

結局、いろんな意味で「人の言うことを聞かない」タイプなのだ。きっと、彼の人生はいつでもぶっつけ本番で、体験し、あちこちぶつかりながら学んでいくしかないのだろう。そのぶん彼は、必要な情報をつかみとる繊細さと、折れないタフさを持って生まれてきているような気がする。うん、たぶん「ぶっつけ本番」に向いている(笑)。

それじゃあ別に、わたしがあれこれ言う必要ないんじゃないの?と思った瞬間に、そんなこと本当は全然言いたくないとずっと心の中で思っていた自分自身のことも、ふかーく気づいてしまった(笑)。

その出来事を境目に、わたしは息子の時間の管理やタスク管理を一切やめた。早く寝なさいも起きなさいも、ご飯食べちゃいなさいも宿題済んでるの?も言わないことにした(と書き出してみると、これまで本当にいろんなことを言い続けてきたんだな、と思う)。息子は今のところすごーく不安がっているけれど笑、わたしは快適だし、これが自然だな、という感覚がある。