子ども観察記+α

兄(9歳・小4)と弟(6歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

なけてくる

小1次男のクラスでは毎日音読の宿題が出る。ほんとうは教科書のどこを読むか指示があるのだけど、ずっと同じ単元を読んでいると飽きてくるので、好きな本を読んでOKにすることもよくある。

今日次男が選んだのは「宇宙探検365話」。小惑星探査機はやぶさについて書いてあるページを選んで読み進めていった。最後の方に来て急に声が途切れた。見ると、本を見つめたまま、ぽろぽろと涙を流している。

はやぶさが、さいごにもえつきるところを先に目だけで読んじゃって、なけてくる」

と小さな声で言うと、ふとんに転がりに行ってしまった。


次男はこんな風に泣くことがたまにある。なるほどそれは悲しかったねえ、と思うこともあれば、どこがツボだったのかすらわからない時もある。小さい頃泣き虫だったわたしは、「えっなんで泣いてるの?」的なリアクションがいちばん堪えたことを覚えているので、次男がそういう風に泣く時には、余計なことは言わず、努めて静かにしている。なんだかよくわからなくても、そのままにしておく。

はやぶさ」の章はこんな風に閉じられていた。

「地上からは、バラバラになりながら美しい光をはなってもえる、はやぶさのすがたが見えました。七年間、六十億キロメートルにおよぶ旅のおわりでした」

次男には、遠く燃え尽きていくはやぶさと、それを万感の思いで見守るチームの姿が見えたんだな、と思った。