子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

違うから面白い。

剣道の稽古に出かける前に明日の塾のテスト勉強をしていた兄くん。が、「ああああ終わらない!!!!」と急にパニクりだした。もう道着に着替えて出かけないといけないのに最後の問題が解けない。しまいには怒り泣きしだしたので、たまげてしまった。

どうしたどうした?とこちらも慌てる。この間もなんか似たようなことあったので、ちょっとやっぱりお疲れ気味なんだろうか・・・と思いつつ、しんみり話を聞く。「やりたいことがうまくまわっていない」という感じのフラストレーションがどんどん出てくる。

・・・と、割と重たい感じでやりとりしていたら、それまで黙っていた弟くんがおもむろに

「しゅくだいが!おわらずに!なーいているやつじごく!」

とうたいだした。(※COWCOWの「地獄拍子」というネタです)

それまで深刻になってた兄くん、「ひど!」と言いながら爆笑。それでそのまま気持ちがおさまったらしく、あっさりと支度して出かけていった。

誰かがトラブルを抱えている時に、我が家のメンバーはみんなそれぞれのやり方で関わろうとする。

兄くんは解決策を考えようとするし、わたしは話を聞こうとする。夫は問題点を洗い出そうとするし、弟くんは気分を変えようとする。

そういうタイプの違いってけっこう明確にあるし、その違いのおかげで家族のバランスが取れているところも、あると思う。兄くんが解決策好きだからわたしもそれに合わせる、というのではなくて、わたしはわたしの得意なアプローチをすれば、兄くんの中で足りてなかったところのサポートにそのままなる、という関係性が、面白い。

なんだかんだといい兄弟の組み合わせだし、いい家族の組み合わせだなー、と思いつつ、弟くんの地獄拍子を思い出して笑っている夜です。