子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

兄くん塾通い1か月

兄くんが、某大手進学塾に通塾し始めてから1か月経ちました。
塾の先生から「週3回、17時から20時すぎまでです」と聞いた時には驚いたというかなんというか、え、ごめん意味が分からないもう一回言ってくれる?って気持ちになってましたが、1か月経った今は、「(兄くんについては)これもあり…いや、むしろかなりよい選択だったのかも」という気持ちになっています。

今の時点で感じているポジネガ両面の変化について、書き留めておきます。

まず、前提として、兄くんは本質的に勉強が好きで得意です。ただし、学校ではそれがなかなか発揮されにくいし評価もされにくい。そんな、いわゆる「吹きこぼれ」のエネルギーの持って行き場として、今我が家が取り得る方法としては、通塾は最適だったのでは、という気がしています。
ポジティブで頼りになる男の先生(ここが意外なポイントかも、と思ってます。小学校も家庭も、良くも悪くも母性的な場なので)がさくさく面白いことを教えてくれて、がんがん問題解いて、週に1回テストで競える…みたいなの、好きな人は好きだよね…、という感じ。(わたしは息できなくなりそうですが)

学校の授業に対してもフラストレーションを見せなくなってもきているようでもありますが(担任の先生談)、この辺はもうちょっと要観察。

もうひとつ、通塾を機に、家庭環境の棚卸しができました。家計についても、家族ひとりひとりのスケジュールも、教育観も、見直す必要のあることがたくさん見えてきたのが良かった。保育園から学童にスムーズに移行できたこともあり、実は物理的な小1の壁はそんなに感じていなかった我が家。乳幼児期から基本変わってなかった諸々について、もう古くなっているところは終わらせて、新しいものを取り入れていくきっかけになりました。

具体的には、就寝時間を弟くんは30分、兄くんは1時間後ろ倒しにしたことが大きかった。これまで、「何がなんでも21時までに寝かす!」って思ってたけど、そこを手放してみたら、夕食も余裕をもって作ったり食べたりできるようになり、弟くんと遊ぶ時間も増えました。帰宅してから寝るまでのプロセスを、ひとつひとつ丁寧にできるようになってきた感じがしています。

もう一つ、夫のワークライフバランスが、(暫定的にかもしれませんが)変化しています。長らく深夜残業がデフォルトの夫ですが、「兄くんの塾お迎えに、できる限り行く」という要件が入ったら、急に帰宅が早まりました…。兄くんの学習フォローに関しても夫マターにしたので、質的にも、夫と子どもとの関わりが増えてきた気がする。日曜日に難しい問題をあーだこーだ言いながらやってる姿は、なかなか楽しそうです。

もちろん課題もけっこうあります。ひとつは家での学習量の問題。今はまだ、週末の朝、2時間くらい塾の宿題をやって、あとは平日10分くらいでちょちょっと学校の宿題をやる、って感じで済んでるので、懸念していた「家に帰ってからも宿題でぎっちぎち、遊ぶ時間はゼロ」っていう状況にはなってないんだけど、そのバランスが崩れてきたらちょっと考えるかも。「遊びたい」も発揮できる時間をキープすることは大前提にしたいと思ってます。

もうひとつ。弟くんが、寂しそうです。塾のある日の夜はお兄ちゃんとほとんど遊べないので、ぽつーんとしています。まあ、代わりにわたしと遊ぶようになったし、それまで弟くんと1対1でいる時間ってほとんどなかったので、そういう時間が生まれたということでもあるので、いいとも悪いとも言えないですが。弟くんは、兄くんと思いっきり遊べる週末を心待ちにしています…

現時点では進学を視野に入れてる訳ではないので、塾が本格的に受験モードに突入した頃がまた考え時かな…「そんなにはやりたくないよ!」って思うことになりそうですが笑、今のところは塾の存在がとてもありがたいです。