子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

子どものトラブルと、どう向き合おう

兄くんが先週、今週と立て続けに学校でトラブルを起こしまして、いろいろ気づいたことがあるので書いておこう、と思い立ちました。

兄くん、実は小学校ではけっこうなトラブル量産型少年です。お友達にくってかかった、先生にくってかかった、暴れて手が当たった頭がぶつかった投げた筆箱があたった…たびたび学校からお電話をいただき、本人に事情をきき、相手のお宅にお詫びに伺い、気持ちに寄り添ったり言い含めたり怒ったり育児書を読んで解決法的な何かを探してみたり…まあいろいろしてきました。専門機関にも連れて行ってみました。たぶん「やんちゃなお子さんで」って言われがちなお子をもつ親なら考えつくようなことを一通りしてきた、と思います。


秋口から、落ち着いてきたなー、成長してきたのかな、ふふふ、とか思ってた矢先だったので、先週今週の電話を受けた時には、かなり動揺しました。一瞬、「あーもうやだ、このまま3学期終わるまで休んでてくれないかなあ…」って思ったよ…!!

だいたい電話をもらった瞬間って、ぐーっと視野が狭くなる感じがあります。目の前暗くなる、って本当だ。で次に、「お宅のしつけどうなってるの?」って、内なる声が聞こえてきます。(なぜかたいていおじさんの声で聞こえてくる笑。)電話口では、事実関係を把握して相手の子の様子を確認して、ご面倒かけますご連絡ありがとうございます先方にもすぐにお電話いたしますね、とかやってる間に、脳内では、親のあたしが悪いのかな?いや、夫が悪い?先生の対応は?っていうか兄くんどっかおかしいのかな?…と、悪者探しがばばばーっと展開する。 

でも、悪者っていないんですよねーほんとに。何が(誰が)悪いんだろう、っていう視点からは、ほんとに、何事も、ひとっつも進まない。

だから、悪者探しは一通り気が済んだらやめるようにしています。(逆に、気が済むまでは、あえて止めずにじーっとしています。)

あと、いろんな要素がばーっと一緒くたになったままだと混乱するので、ひとまず思ってることを、そのまま口に出してみるといいんだな(ただし一人の時か、本当にただ聞いてくれる人相手に)、ということに昨日は気づきました。その時一緒にいた友達に、「あーあ、保護者会行きづらいな〜」と自己都合100%なことをあえて口にしてみたら、案外良かった笑。実際言ってみたら、まあいまさらそんな体裁を気にしてもしょうがない、他に考えた方がいいことはたくさんある、って本当に思えたから。

口にしてみると、内側の圧が下がる感覚になるんですよね。視野も広くなる。そうしたら、起きてることに「誰にとっての」「どんな課題」があるのか見えてきます。ここまでクリアになる前に行動してしまうと、お詫びのつもりが言い訳になったり、兄くんをサポートするつもりが嘆きや怒りの表出になったり、混乱することが多い(体験済み…)。

そんな風にして整理していったら、相手の怪我の状況が心配なことと、兄くんの中で何が今課題なのかを知りたい、ということだけが残ったので、帰宅してからはそれぞれのために行動しました。

相手の子の怪我は、幸い軽くて済みました。兄くんの課題(友達と関わりたいんだけどもどうもうまくいかない)についても理解が深まりました。ふたつとも、本当によかった。

それにしても、小手先ではとことんどうにもならなくて、その都度いろんなことに直面する世界なんだな、子育てって。