子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

展覧会

兄小学校の展覧会へ。
体育館の中に、1年生から6年生までの作品が、
ぎっしり展示してあった。

天井まで届くくらいの立体作品や、
壁いっぱいのカラフルな絵。
素材も、針金やらアクリル板やら
ビーズ、木材、その他いろいろ。
ブラックライトを使ったものまであった。
ほんとうにバラエティに富んでて、
昭和の頃とは違うんだなああああ、と思う。

兄は、
「こっち来て。この人の、すごいんだよ」
と、上級生のかっこいいオブジェのところに
連れていってくれたり、
かと思えば、学童の同じ班の下級生の作品を見つけて
「意外とうまいんだな〜」
と感心したり。
少し照れた、というか、晴れがましい感じの
顔で、あちこち案内してくれた。

自分の作品は、
「これ」
と指差して、あっさりとどっか行ってしまった。
兄がつくっていたのは、
とにかく高く積み上げた立体作品と、
「頭の中はいっぱいだ」というタイトルの、
自分の頭の中を描いた絵だった。
「自分の頭の中」として描いてたのが、
「お金」と「テスト」と「お寿司」
でびっくりした…そ、そうなの?笑

ひとつ気になったのは、ほとんどの作品が、
頭の中だったり空想の街だったり、
自分で考えた動物や怪獣だったりと、
イマジネーションの世界を
形にしたものだったこと。
低学年から高学年まで、同じだった。

今は、模写とか写生とかは、あんまりしないのだろうか。
そういう時代なのかな…

子ども達のイマジネーションの世界は、
とてもカラフルで豊かだった。
だからこそ、彼らが現実の世界をどう捉えているかも
見てみたいなー、と思った。