母娘卒業。
週末父が不在となるため、実家ヘルプへ。
母と話していて、
どうやら母の中から、出産体験及び、自分がわたしの母親だという認識?が
消えてしまってるらしいことに、気づいた。
わたしの名前も、わたしが東京から来たことも知っている。
でも続柄だけちょっとあいまいになっている感じ。人の頭の中って複雑だ。
もちろんびっくりもしたけど、来たかーって感じもあった、
いや確かに最近ちょっと敬語まじりだなーとは思ってたんだよねええ^^;
昨年母が認知症を患ったことを知って以来 、
なんとなくこの日が来るのを恐れてた、と思う。
ドラマみたいに、母から「どなただったかしら?」とか言われちゃう日が。
そんなこと言われたら、きっと超絶望するだろうなーーって思ってた。
で、実際はというと、今のところ特に何も起きてない。
母はにこにこしてごはんを食べてくれたし、一緒にテレビも見たし、
いつもあんまり入りたがらないお風呂にも(しぶしぶだけど)入り、
「あーさっぱりした」と言ってついさっき床についた。
ここには悲劇的なストーリーは何もない。
「幼かった頃の大切な思い出が…消えた」とか、
「おそらく受け入れられなかったのだ、母は。『母であること』を。」とか、
そういうの(笑)。
元文学少女なので、こういうの一瞬で100個くらい考えられるんだけど^^;
まあそれはやらなくていい。
私の中の田口トモロヲは、沈黙を守っています(笑)。
それよりも、突如として
「母でもなく、娘でもない」新しい関係が始まったような気がして、
それはそれでこれからちょっと楽しみだなーと思っている。