子ども観察記+α

兄(10歳・小4)と弟(7歳・小1)の、日々の観察記録と、+αの記録です。

野球をやりたい

兄弟と野球ごっこをしに公園へ行った。
近所にいくつかある公園はバットの使用が禁止で、
駅の近くにある小さな運動広場へ行くことにしている。

ふだん、息子たちの外遊びは夫に完全にゆだねてるので、
子ども達がバットを振ったりボールを投げたりしている姿が
新鮮だ。

いや、家の中でも目を離した隙に新聞紙でバットやボールを
つくって
「じゃあそのクッション1塁なー」
とか言い出して、わたしに止められたりはしてるのだけど。
でも、空の下では、子ども達が投げたり振ったりするのを
心置きなく見ていられる(涙)

兄は割と直線的な動きで、力強い。力任せなところもあるけど、
パワーで押し切る、という感じ。
弟は、身体の動きが柔らかくて、ポイントを押さえた動きをする。
あと、左投げ左打ち(知らなかった…)。

へー、こんな風にやってたんだなー。
と、思う。見ているだけでじゅうぶん面白いんだけど、
『お母さんも入って!」と言われて、参加することになる。
えーと、お母さん、見ているだけでじゅうぶん面白いんだけど。

結局、閉園の五時ギリギリまで遊んだ。
久々に子どもと外遊びしたの、楽しかった。
長男からヒットも打てたし(←そこ)。

兄弟とも、時々「野球チームに入りたい」と口にする。
親がとてもサポートしきれない、と尻込みしてて、OKを出してない。
本当にやりたいのかもなあ、とふと思う。
でも、彼らがやりたいのは、
練習したり遠征したりする「少年野球」ではなくて、
「野球をして遊ぶ」ことのように見える。
彼らは、大谷とか柳田とかになりきって
完封したりぱしーんと打ったりして遊びたいのだ。
それをできる場所がないんだ。

都会の整備された公園は、大人の為の憩いの場と
乳幼児のための場としての機能が中心で、
小学生(特に男児)がのびのび遊べるようにはできてない。

緑のネットでくぎられた狭い運動広場が、
子ども達にとっては、ドラえもんの草っぱらだ。